📝 2017年度
調査概要
調査概要
- 調査名:立命館大学生の情報端末活用の実態調査
- 実施期間:2017年12月10日〜2018年1月23日
- 回答数:1,010人
- 性別
- 男性:534人(52.9%)
- 女性:476人(47.1%)
- 所属学部
- 総合心理学部:248人(24.6%)
- スポーツ健康科学部:191人(18.9%)
- 生命科学部:179人(17.7%)
- 産業社会学部:132人(13.1%)
- 薬学部:92人(9.1%)
- 情報理工学部:87人(8.6%)
- 理工学部:57人(5.6%)
- 文学部:18人(1.8%)
- 法学部:6人(0.6%)
- 性別
- 学年
- 1回生:497人(49.2%)
- 2回生:386人(38.2%)
- 3回生:89人(8.8%)
- 4回生:32人(3.2%)
- 5回生以上または大学院生:6人(0.6%)
- 設問数:31問
調査結果(要点)
調査結果(要点)
- 所有している端末、大学に持ち込んで使用している端末、大学の授業中に使用している端末(授業に関係)は、すべてでスマートフォンがノートパソコンを抜く。(Q 2-1〜Q 2-3)
- スマートフォン所有率はほぼすべての学部で100%近い数値。(Q 2-1)
- ノートパソコン所有率では学部によって差あり。(Q 2-1)
- 上位4学部はプロジェクト発信型英語プログラム実施学部。
- 総合心理学部:96.4%
- 薬学部:93.5%
- 生命科学部:92.2%
- スポーツ健康科学部:88.5%
- 情報理工学部・理工学部が意外と低い。情報教室を主に利用するためか?
- 情報理工学部:81.6%
- 理工学部:73.7%
- 衣笠キャンパスの文系学部は軒並み低い(ただし法学部・文学部は母数も小さい)。
- 産業社会学部:65.2%
- 法学部:50%
- 文学部:33.3%
- 上位4学部はプロジェクト発信型英語プログラム実施学部。
- 大学に持って来て使用している端末ではスマートフォンはすべての学部で高い数値。(Q 2-2)
- 大学の授業中に使用している端末(授業に関係)では、次の4学部ではノートパソコン使用率がスマートフォン使用率を上回る(いずれもプロジェクト発信型英語プログラム採用学部)。(Q 2-3)
- 総合心理学部:ノートパソコン 96.0% - スマートフォン 93.1%
- 薬学部:ノートパソコン 95.7% - スマートフォン 82.6%
- 生命科学部:ノートパソコン 93.9% - スマートフォン 82.1%
- スポーツ健康科学部:ノートパソコン 92.1% - スマートフォン 86.4%
- 端末を使用する授業では専門科目の授業と語学の授業がどちらも65%を超える。(Q 2-4)
- 端末の用途(授業関係タスク)としては全学LMS(manaba+R)へのアクセス(88.9%)に次いで、「授業内での発表(プレゼンテーション)」(72.2%)、「授業中に提示されたスライドや資料の写真撮影」(65.5%)(Q 2-5)
- 授業中の電子端末利用の制限について、教員による禁止は30.7%と少なく、むしろWi-Fiに繋がらなかったこと(67.8%)が最大の理由となった。(Q 2-6)
- 学内Wi-Fiの利用率は94.5%と極めて高く(Q 3-1)、利用頻度も非常に高い(大学に来るとほぼ必ず1回は接続する=63.2%:Q 3-2)が、利用可能エリア・接続速度ともに70%以上が不満を訴えている。(Q 3-4およびQ3-5)
- ケータイまたはスマートフォンでの日本語入力はフリック入力が80%弱を占める(Q 4-1)一方で、外国語入力ではフルキーボード入力が半数以上を占める。(Q 4-2)
- パソコンでのタッチタイピング入力の習熟度については約55%がキーボードをほとんど見ずに、あるいはたまに見る程度の習熟度を備えている。(Q 4-3)
- パソコンでのタッチタイピング習熟の必要性については75%以上ができた方がいいと考えている。(Q 4-4)
- 2000字のレポート課題の取り組み方では大多数がパソコンのみの作業を選択したが、スマートフォンとパソコンの非効率な組み合わせを選択した学生が約20%いた。(Q 5)
- 最初から最後までパソコンで作業をする:81.6%
- まず手書きで下書きをし、次にそれを見ながらパソコンで文字を入力する:10.5%
- スマートフォンで入力し、入力したデータをパソコンで編集する:5.6%
- まずスマートフォンで下書きをし次にそれを見ながらパソコンで文字を入力して編集する:2.2%
- スケジュール管理の主たるメディアでは紙のスケジュール帳が70%以上を占め、電子端末での管理は54.1%にとどまった。(Q 6-1)
- 電子端末でのスケジュール管理を行っている場合でもデータをローカルのみで管理している割合が極めて高く(72.7%)、クラウド型カレンダーの利用は18%にとどまった。(Q 6-2)
- アカウント管理についてはパスワードの使い回しが75%を占めた。(Q 7-1)
- オンラインショッピングの支払い方法ではクレジットカードの使用が約35%を占める一方で、振込や代金引換など現金決済も同程度を占めた。(Q 7-2)
- ICTリテラシーの自己評価では、学業・プライベート・将来のいずれでも、約50%が現在の活用レベルで問題ないと肯定的に評価している。また、消極的な評価も20%程度だった。(Q 8-1〜8-3)
- 立命館大学の情報環境への要望(Q 8-4)
- 情報環境への要望とICTリテラシーの自己評価の関係を見るため、自由記述の要望とICT自己評価グループの対応分析を行った。
- 学業でのえICT利用のリテラシーへの自己評価別に見ると、全てのグループで共通するのはWi-Fiに関する要望である。ICTリテラシーに関わらず、Wi-Fiの改善を望んでいる。改善点として上げられるのは、接続の強化、エリアの拡大、高速化、ログインの単純化である。
- “よくわからない”グループは特に「(ログイン等の)面倒くささ・手間・煩わしさ」がICT利用のネックとなっている。
- “十分に活用できている”グループに「サービス」を望む。これは、課題などを保存するクラウドサービスやCampus Web, manaba+Rなど学内サービスの統一化や、学外サービスのポート制限の排除を望むものである。
- 「スマートフォン」「携帯」に関する要望は、将来にICTを “あまり活用できるとは思えない”層に特徴的である。これらの端末からのWi-Fiの切れやすさがこのグループの不満である。
- 情報環境への要望とICTリテラシーの自己評価の関係を見るため、自由記述の要望とICT自己評価グループの対応分析を行った。
調査結果(詳細)
調査結果(詳細)
- 回答概要を閲覧(PDFファイル)
- 木村修平・近藤雪絵:“‘パソコンが使えない大学生’問題はなぜ起こるか―立命館大学大規模調査から考える―”,PC Conference論文集(2018),pp. 179-182(2018).
- 長澤直子・木村修平:“日本語入力から見る“PCが使えない大学生問題””,PC Conference論文集(2018),pp. 183-186(2018).
- 長澤直子(2019)「日本語入力から見る“PCが使えない大学生問題”」『コンピュータ&エデュケーション』46, pp.58–63.